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「古琉球期の戦」について勉強会!
みなさんこんにちは
いつも護佐丸歴史資料図書館スタッフブログを閲覧頂きありがとうございます!
12日(日)に中城歴史展示室にて、日ごろ中城城跡でガイドを行っている中城村文化財案内人サークル グスクの会のメンバーのみなさんと勉強会を開きました。
今回はその勉強会風景をご紹介します
グスクの会定例会
「古琉球」期は、12世紀ごろから、琉球に薩摩の島津氏が侵攻してきた1609年までとする沖縄県(琉球)の時代区分です。
護佐丸の生きていた1400年代もこの古琉球期にあたります。
海外貿易で栄えていた琉球は、日本本土から武器・武具を輸入していました。
県内の各地で出土するものは日本の中世(とくに室町期)の鎧がほとんどだそうです。
よく見ると、兜の後頭部にぽっこりとふくらみがあるのですが、これは頭部を攻撃されたときに衝撃を緩和する役目があるそうです
写真ではよく見えないので、ぜひ、当館に来て確かめてみてください^^
かぶってもOKです。(叩くのはダメです)
鎧の部品はたくさんあり、どれがどの部分なのか素人にはまっったくわかりません・・・。
実際の武具に照らし合わせて説明して頂くことで、ようやく、出土遺物と鎧のイメージが合致しました^^
沖縄の人は鎧に馴染みありませんよね。
県内の博物館でも展示しているのは見たことがないです(もし展示しているところがあったらすみません)。
みなさん、間近で見られる鎧に興味津々の様子。
※今回の勉強会のために用意したもののため、展示室には常時設置はしておりません、ご了承ください。
また、沖縄県内では先が平たい矢じりが多く出土しているのですが、これは琉球独自の傾向なんだそうです。
国宝に指定されている尚家伝来の刀・千代金丸は、刀身は日本刀で外装を片手持ちの中国風に仕立てているそうですが、これも琉球独自のもので、琉球は各国の要素を取り入れて独自のものにアレンジする、まさにチャンプルー文化である!ということを教えて頂きました。
武器・武具の観点から、古琉球期のことについて勉強することができました。
グスクの会メンバーのみなさんはこの後もたくさん質問し、会終了後もしばらく展示室に残っているほど勉強熱心な方々ばかりでした
今回学んだことも、きっと中城城跡でのガイドに活用されていくことと思います。
中城城跡を見学される際は、ガイドを申し込むと、グスクの魅力を再発見できますよ♪♪ ぜひご活用ください
武将の恰好をしてみたい!と思った方は、護佐丸歴史資料図書館内、中城歴史展示室へお越しください♪♪
スタッフが常駐している時に限られますが、武将体験セットを用意してお待ちしています
発掘してみたい!と思った方は、シミュレーションでお楽しみください。
中城城跡の発掘ゲームはコチラあそんでみよう
最後に、勉強会の講師を引き受けてくださった上里さん、ありがとうございました!
琉球の歴史や戦という、難しい内容にもかかわらず、わかりやすくて面白いと感じる時間を過ごさせていただきました。
本ブログをご覧の方、聞けなくて残念・・・と思われた方にお知らせです!
上里隆史さんの講演会を、3月18日(土)に予定しています!
興味のある方はぜひご参加ください★特別講演会「解明!護佐丸・阿麻和利の乱」
ブログ担当フクチリ}近頃武将セットもそろっていたり、何かと戦の準備しているかのような展示室・・・。謀反にあらず!
いつも護佐丸歴史資料図書館スタッフブログを閲覧頂きありがとうございます!
12日(日)に中城歴史展示室にて、日ごろ中城城跡でガイドを行っている中城村文化財案内人サークル グスクの会のメンバーのみなさんと勉強会を開きました。
今回はその勉強会風景をご紹介します
◆ ◆ ◆ 勉強会風景 ◆ ◆ ◆
グスクの会定例会
勉強会テーマ「古琉球期の戦」
講師:上里隆史氏
「古琉球」期は、12世紀ごろから、琉球に薩摩の島津氏が侵攻してきた1609年までとする沖縄県(琉球)の時代区分です。
護佐丸の生きていた1400年代もこの古琉球期にあたります。
海外貿易で栄えていた琉球は、日本本土から武器・武具を輸入していました。
県内の各地で出土するものは日本の中世(とくに室町期)の鎧がほとんどだそうです。
▲武将セットで説明をする上里さん
よく見ると、兜の後頭部にぽっこりとふくらみがあるのですが、これは頭部を攻撃されたときに衝撃を緩和する役目があるそうです
写真ではよく見えないので、ぜひ、当館に来て確かめてみてください^^
かぶってもOKです。(叩くのはダメです)
▲中城城跡から実際に出土した鎧の一部を紹介(展示未使用)
鎧の部品はたくさんあり、どれがどの部分なのか素人にはまっったくわかりません・・・。
実際の武具に照らし合わせて説明して頂くことで、ようやく、出土遺物と鎧のイメージが合致しました^^
▲実際の鎧(4分の3縮尺)で解説中。
沖縄の人は鎧に馴染みありませんよね。
県内の博物館でも展示しているのは見たことがないです(もし展示しているところがあったらすみません)。
みなさん、間近で見られる鎧に興味津々の様子。
▼▼▼今回見せて頂いた鎧はコチラ▼▼▼
▲大鎧(加藤 一冑作 )
※今回の勉強会のために用意したもののため、展示室には常時設置はしておりません、ご了承ください。
また、沖縄県内では先が平たい矢じりが多く出土しているのですが、これは琉球独自の傾向なんだそうです。
国宝に指定されている尚家伝来の刀・千代金丸は、刀身は日本刀で外装を片手持ちの中国風に仕立てているそうですが、これも琉球独自のもので、琉球は各国の要素を取り入れて独自のものにアレンジする、まさにチャンプルー文化である!ということを教えて頂きました。
武器・武具の観点から、古琉球期のことについて勉強することができました。
グスクの会メンバーのみなさんはこの後もたくさん質問し、会終了後もしばらく展示室に残っているほど勉強熱心な方々ばかりでした
今回学んだことも、きっと中城城跡でのガイドに活用されていくことと思います。
中城城跡を見学される際は、ガイドを申し込むと、グスクの魅力を再発見できますよ♪♪ ぜひご活用ください
武将の恰好をしてみたい!と思った方は、護佐丸歴史資料図書館内、中城歴史展示室へお越しください♪♪
スタッフが常駐している時に限られますが、武将体験セットを用意してお待ちしています
発掘してみたい!と思った方は、シミュレーションでお楽しみください。
中城城跡の発掘ゲームはコチラあそんでみよう
最後に、勉強会の講師を引き受けてくださった上里さん、ありがとうございました!
琉球の歴史や戦という、難しい内容にもかかわらず、わかりやすくて面白いと感じる時間を過ごさせていただきました。
本ブログをご覧の方、聞けなくて残念・・・と思われた方にお知らせです!
上里隆史さんの講演会を、3月18日(土)に予定しています!
興味のある方はぜひご参加ください★特別講演会「解明!護佐丸・阿麻和利の乱」
ブログ担当フクチリ}近頃武将セットもそろっていたり、何かと戦の準備しているかのような展示室・・・。謀反にあらず!