館長ブログ「館話本題」
館話本題⁑4 初日から賑わう‐企画展「護佐丸の血を受け継ぐ者~毛氏子孫の物語~」
館話本題 其の四
※館話本題とは・・・護佐丸歴史資料図書館の館長ブログのことである。
中城村の文化財に詳しく、初めて見る図書館業務に興味深々の館長が、日々つれづれをつづります。
毎週土曜日更新予定!!今回で4回目の投稿ですが、週1更新やっていけるかな・・・とすでにネタぎれの心配している模様。
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当館の1周年企画展として「護佐丸の血を受け継ぐ者~毛氏子孫の物語~」が5月3日から始まった。護佐丸の子孫・毛氏に焦点をあて、その中で琉球歴上とくに活躍した人物を紹介している。
新聞で紹介されたこともあり初日から大勢の参観者が訪れ、展示パネルを丁寧に読む姿が目につく。
毛氏は、本家にあたる豊見城家をはじめ富川家・上里家・座喜味家、伊野波家、勝連家、亀川家、国頭家など多くの氏からなり、琉球王国時代には一族から三司官など王府の要職・中枢を担う陣うつを数多く輩出している。
本展では、そのうち、首里城の龍樋や金城町の石畳道の建設に関わった沢岻親方盛里をはじめ三司官を務めた豊見城親方盛続・伊野波親方盛平・座喜味親方盛普・富川親方盛奎・亀川親方盛武、和文学者としても広く知られている識名親方盛命など10名について紹介している。
展示については、子どもにもイメージしやすいように人物をイラスト化したほか、それぞれの時代を理解しやすくするための解説も加えている。
初日は村内外から多くの来館者が訪れ、賑わった。
那覇から来たという人は「興味があったので見に来た。分かりやすいし、親しみを感じる」と感想を述べ、また、中学生と小学生の二人の孫と一緒に参観した人は「孫に子孫のことを知ってほしいと思って来た。
これをきっかけに琉球の歴史や門中のことに興味を持ってくれたらいいけど…。」と、孫に語りかけるように話す。
今回の企画展では、琉球歴史研究家の上里隆史氏に助言などご協力いただき、人物のイメージイラストは琉球歴女として活躍されているイラストレーターの和々氏に描いてもらった。
参観者から「分かりやすく」「親しみやすい」と評価されるのは両氏のお陰である。あらためて感謝したい。
また、本家豊見城家の方々が快くご協力頂いたことにより、本展示会を開催することができたことも特筆しておかなければならない。
この場を借り、重ねて御礼申し上げます。
琉球王国時代の要職にあった一族の人物像に触れることができる企画となっており、毛氏の方はもちろん、とくに毛氏に関係なくても、多くの方々に参観してもらいたいと思う。
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展示風景
※館話本題とは・・・護佐丸歴史資料図書館の館長ブログのことである。
中城村の文化財に詳しく、初めて見る図書館業務に興味深々の館長が、日々つれづれをつづります。
毎週土曜日更新予定!!今回で4回目の投稿ですが、週1更新やっていけるかな・・・とすでにネタぎれの心配している模様。
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1周年記念企画展
「護佐丸の血を受け継ぐ者~毛氏子孫の物語~」
初日から賑わう
「護佐丸の血を受け継ぐ者~毛氏子孫の物語~」
初日から賑わう
当館の1周年企画展として「護佐丸の血を受け継ぐ者~毛氏子孫の物語~」が5月3日から始まった。護佐丸の子孫・毛氏に焦点をあて、その中で琉球歴上とくに活躍した人物を紹介している。
新聞で紹介されたこともあり初日から大勢の参観者が訪れ、展示パネルを丁寧に読む姿が目につく。
毛氏は、本家にあたる豊見城家をはじめ富川家・上里家・座喜味家、伊野波家、勝連家、亀川家、国頭家など多くの氏からなり、琉球王国時代には一族から三司官など王府の要職・中枢を担う陣うつを数多く輩出している。
本展では、そのうち、首里城の龍樋や金城町の石畳道の建設に関わった沢岻親方盛里をはじめ三司官を務めた豊見城親方盛続・伊野波親方盛平・座喜味親方盛普・富川親方盛奎・亀川親方盛武、和文学者としても広く知られている識名親方盛命など10名について紹介している。
展示については、子どもにもイメージしやすいように人物をイラスト化したほか、それぞれの時代を理解しやすくするための解説も加えている。
初日は村内外から多くの来館者が訪れ、賑わった。
那覇から来たという人は「興味があったので見に来た。分かりやすいし、親しみを感じる」と感想を述べ、また、中学生と小学生の二人の孫と一緒に参観した人は「孫に子孫のことを知ってほしいと思って来た。
これをきっかけに琉球の歴史や門中のことに興味を持ってくれたらいいけど…。」と、孫に語りかけるように話す。
今回の企画展では、琉球歴史研究家の上里隆史氏に助言などご協力いただき、人物のイメージイラストは琉球歴女として活躍されているイラストレーターの和々氏に描いてもらった。
参観者から「分かりやすく」「親しみやすい」と評価されるのは両氏のお陰である。あらためて感謝したい。
また、本家豊見城家の方々が快くご協力頂いたことにより、本展示会を開催することができたことも特筆しておかなければならない。
この場を借り、重ねて御礼申し上げます。
琉球王国時代の要職にあった一族の人物像に触れることができる企画となっており、毛氏の方はもちろん、とくに毛氏に関係なくても、多くの方々に参観してもらいたいと思う。
ブログ文責:館長村吉
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館話本題3 護佐丸神社設立・・・!?
展示風景